子どもの夢



生徒達に将来の夢を聞くと


「私アナウンサー。」

「僕スーパーの店員。」

「僕おじさん。」


というので

「え?おじさん?」

と聞くと「お医者さん」でした。



子どもたち

「おじさんなら誰でもなれる。」と大爆笑。



でもおじさんって聞こえたときは

なんか深い感じがした。




先日

ある一人の男の子に聞いたら

とても恥ずかしそうにして答えません。



でも、何かを決めている感じ。



子どもって真剣に

「大きくなったら唐揚げになりたい。」

などの夢を語ったりするので



もしかしてその手の答えで

過去に茶化された経験があるのかもしれないと思い



「なんだろう。スポーツ選手? 冷蔵庫? お医者さん?」


と、よく聞く夢の職業の中に

もしかしたら物かもしれない可能性を

自然に織り交ぜながら(笑)


探っていました。

夢は堂々と語っていいものだと思ってほしかったので。




すると急に教えてもいいモードに切り替わり



「冒険家!」といいました。




私の浅い知識では ”冒険家”って

漫画の世界のイメージ。



例えば


海賊王に俺はなる!

的な。





「へえ。冒険家って何するの?」


「色々なところへ行って宝を見つける!」


「宝ってどんなもの?」


「コインとか!」


(目キラキラしとるやん。あ~もうかわいすぎる。。)


「なるほどね。」


といいながら


ホワンホワンホワン。。。と

お得意の自分の世界へ




この子が言ってる宝って

今は宝箱に入ってる

金銀財宝のような物質的なものの事だろうけど



大きくなって

色々な所へ行って

いろんな経験をして



実はそれらの経験や思い出

人との出会いが

かけがえのない彼の宝物だった



ということに

いつか気づく日がくるんだろうな。



と、10年前の愛読書 ”アルケミスト” と重ね

感慨深くなったのでした。




※アルケミストとは、私が初めて留学する際

 尊敬する二人の友人が偶然にも別々に

 プレゼントしてくれた本なんです。

 

生きるってまさにこれだよね。と思う一冊。

まだ読まれていない方はぜひ読んでみてください。















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